第169話私は独りでいられる

しばらくして、二人とも提携先としてこれ以上ふさわしい企業を思いつくことはできなかった。

シャーロットはため息をついた。

「帰国する前から、いつかこんな日が来るだろうとは思っていたけれど、まさかジェームズが今の私たちにとって最良の選択肢になるなんて思いもしなかったわ」

アレックスは持ち前の楽観主義で、シャーロットを慰めるように言った。

「なあ、見かけほど悪い話じゃないかもしれないぜ。どうしてもマーティン・グループと組まなきゃならないとしても、君が一人で抱え込む必要はない。俺が全責任を負ってもいいんだ。もし状況が厳しくなったら、君はいつでも手を引けばいい」

「でもシャーロット、君の考えを...

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